とうとうBIG JAY McNEELY日本公演まで二週間をきりました。
今からもうホント楽しみで仕方ありません。
皆さんは前売りチケットの準備はお済みですか?
観ないと一生後悔する事になりますよ?
なーんて煽ってみても、まず「BIG JAY McNEELYってダレ?ナニ?」と思ってる方もいらっしゃると思うので、簡単にご説明します。
第二次大戦直後、1940年代のアメリカで隆盛を極めていたダンス音楽「スウィング・ジャズ」のシーンから、そのスウィングを大所帯のオーケストラ編成ではなく少編成で、よりワイルドなサウンドにモディファイした「ジャンプブルース」という音楽が生まれました。
そしてそのジャンプブルースの世界で花形だったのが、まるで雄叫びのように大音量でパワフルな歌声を看板にするヴォーカリスト「シャウター」と、ステージ中をかけずり回りながら「ブリブリブリ、ブピーー!」と、決して美しいとは言えない野太い爆音、耳をつんざく超高音でテナーサックスをブロウしまくる「ホンカー」という存在で、BIG JAY McNEELYは、その「ホンカー」の最右翼として当時から現代に至るまで語り継がれ、まさに「生ける伝説」となっているワケです。
では、ここで彼の代表曲をいくつかご紹介しましょう。
"DEACON'S HOP" by BIG JAY McNEELY & DETROIT GARY WIGGINS
"3-D" by BIG JAY McNEELY & DETROIT GARY WIGGINS
と、こんなBIG JAY McNEELY、実は1996年に一度日本公演を行っています。
確か東京だけで3~4公演、その他地方公演も数か所やった気がします。
この時の初日、新宿CLUB WIREでの公演で不肖ワタシもDJとして出演させていただき、もちろんライヴもしっかり拝見したのですが、正直言って個人的には不完全燃焼でした。
何故かと言うとこのツアーでは、自分が最も好むBIG JAYの1940~50年代のジャンプブルースがほとんど演奏されず、後年録音されたコンテンポラリーなブルース作品ばっかりの選曲だった事が主な要因だったんだろうなぁと思います。
それなら今回もあんまり期待できないんじゃないの?と心配される方がいらっしゃるかも知れませんが、ノンノン・・・今回は大丈夫。今回は我がニッポンが誇るジャンプバンド「BLOODEST SAXOPHONE」と、ウルフルズのサポートなどで知られるロックンロール・ピアノマン「伊東ミキオ」氏がバックバンドを担当するんですから、ブリブリのゴリゴリなジャンプサウンドの応酬で皆さんをノックアウトしてくれる事間違いありません。
去る10月27日(土)に下北沢440で行われたBLOODEST SAXOPHONEのライヴを改めて拝見し、上記映像でご紹介した「DEACON'S HOP」「3-D」のブラサキ・ヴァージョンを聴きましたが、驚愕の迫力・グルーヴ感で、一緒にステージを観ていたワダマコト君(カセット・コンロス)と二人で「こりゃクアトロすごい事になるね」と顔を見合わせたほどでした。
そして今回のツアー、各都市のヴィンテージ・ミュージック・シーンから選りすぐりのDJ陣がBIG JAYのサポートをしますが、千秋楽となる東京公演も決して負けてはおりません。
1980年代「椿ハウス」の時代からロックンロール〜ロカビリーをはじめとする50'sミュージック・シーンのトップとして君臨するDJ COBRA氏に加え、ワタクシBIGBOB AMEMIYAも当日は普段あまりクラブでプレイする事のない1950年代ジャンプブルースの最もドス黒くて濃ゆい部分ばかりを凝縮し、お越しいただく皆さんのモチベーションを最高潮まで持ち上げられるようなサウンドを会場でご提供しようと思っておりますので皆様ホントにマジで何が何でもお越しいただきたいと思います。
仕事で遅くなりそうな人は仮病使ったり、いきなり奥さんを産気付けさせたり、お子さんが急に熱出したりさせてでも、会社を抜け出して19:30までに渋谷クラブクアトロにお越しいただけますよう平に平にお願い申し上げます。
あ、そして学生さんにおかれてはもう言うまでもありません...この日は学校サボってください。学校なんかじゃ得られない素晴らしいモノがここに必ずあります。
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皆様のお越しをお待ちしております!